2015年8月4日火曜日

「キャンディクラッシュ」が愛されるパズルゲームである理由 【分析その3】ずっと遊びたくなるモチベーション維持の仕組み



はじめに

流行りのアプリをレビューしながら、分析をして、学んだことを文章にしていきます。
当たり前のことでも文章として書いてみることで新たな発見があるはずです。
そうすることで質の良いアプリ作る助けになるような教科書を作ろうという試みです。

今回の分析ターゲットはキャンディクラッシュ(提供:King)のアプリ分析から学ぼうの第3回目です。




過去の記事はこちら
【分析その1】パズルゲームってなんだ?
【分析その2】時間の使い方



遊びたくなるモチベーション維持の仕組み

アプリはリリースしたときから劣化が始まります。
(なんだか食べ物のような言い回しですが)

少なくとも筆者はそう思っています。

新しい技術が生まれ、もっと便利で面白いアプリが生まれてくれてくると、何もしなければ劣化していくことになります。



劣化していくのは仕方がないことですが・・・

遅らせることはできます!


老化か!!
と突っ込みたくなりますが、やっぱりせっかく作ったアプリケーションです。
長く遊んでほしいですよね。


今回は、アプリ開発における、ずっと遊びたくなるモチベーション維持の仕組みについて、「キャンディクラッシュ」を例にとって、触れていきたいと思います。


キャンディクラッシュはリリース(2012年4月12日)されて以来、本当に長きに渡って遊ばれています。
今でも総合ランキングにのっているほどです。


どんな仕掛けが用意されているのか見ていきましょう。


難易度

難易度に関しては、通常のパズルゲームと同様に初めの数ステージは説明も兼ねて簡単にクリアできるようなステージが用意されています。
これはどんなパズルゲームでも同じ構成でしょう。


ここをおろそかにしては、ゲームのやり方や楽しさ、本質をユーザに伝えることはできません。



ゲームは進めれば進めるほどどんどん難易度が高くなっていきます。


そしていずれはクリアができないほど難しくなります。
これまでの1回のゲームでクリアできていたのが、考えないとクリアできなくなってきます。


しかし、この「考えないとクリアできない」が、「自分で考えた結果クリアできた!」という快感に変わっていくのだと考えています。

次の新しい、さらに難しい問題がいきてくるのです。



しかし、難易度をただただ上げるだけでは、同じ問題を何度も何度もチャレンジしなくてはいけません。

もちろん同じことを何度もチャレンジさせられると飽きてきます



キャンディクラッシュでは、クリアするまで「根気よくやれ!」というのではなく、一つのスパイスとしてアイテムが用意されています。


アイテムを用意することで、「根気よくやりたい人は根気よく何度もチャレンジ」し、「次に進みたい人はアイテムを使って次に進める」という、ユーザが自分でこのアプリを楽しめるような選択肢をもたせ、飽きにくくしています。


友達とのつながり

キャンディクラッシュでは一人でもくもくとゲームをするという閉じた世界だけではなく、誰かと競う仕組みをいくつか用意しています。


連携方法はFacebookを利用しています。


1つ目はランキング表示!
さりげなくランキングを表示して、友達との競いだったり、あいつはこんなに上手くやったんだを表現しています。
目くじらを立ててあいつを抜いてやろうと思ってゲームをする人はいないと思いますが、さりげなく一人でやってない感を出す演出になっていると思います。



2つ目は友達の進捗表示!

友達はこんなステージまで進んでますよ!というお知らせを画面上に見せる機能です。
「あいつはあこまで進んだのか!負けてられない!」
と、強く連携を意識させる機能で、かなり有効な仕組みだと思います。


キャンディクラッシュではFacebookを利用していますが、アプリに合わせてソーシャル機能(TwitterやiPhoneのGameCenterなど)を利用したり、独自の連携機能を利用するなど選択肢はいろいろあります。

友達と競わせることで離脱率を下げる工夫がされています。


ログイン

キャンディクラッシュの場合、毎日のログインを促すような仕組みとして、ログインボーナスが用意されています。

これは他のアプリでもかなり一般的な仕組みになってきていると思います。



アイテムが課金だけというゲームではユーザは嫌になります。
アイテムはどんどん与えることで、前の「難易度」の章でも触れましたが、前に進んだり強くなったりする自分を想像して、またアプリを起動したくなるのです。


新しい発見

これが最後の仕組みですが、前にも触れましたが、アプリは時間がたてば劣化します。


これを防ぐために、期間限定でイベントを開催することが最もポピュラーな方法です。
大型のアプリではよく利用される、マンネリを防ぐかなり有効な方法です。
(イベントの場合はマンネリを防ぐというよりは、もっと楽しいをユーザに与えるスパイスであるという理由の方が大きいですが)

パズルゲームの場合、スペシャルステージのようなものを用意したり、クリアした人にだけレアリティの高いアイテムを与えたり、ユーザのやりたい!を刺激します。


しかし、これには運用が必要になります。
これらはいわゆるアジャイル開発によって、企画と実装とアップデートを繰り返して成り立つのです。


しかしこれは、カジュアルゲームの場合はなかなか難しいかもしれません。


そこでこんな方法があります。
キャンディクラッシュはステージが現段階で800以上もあります。
どうやってここまで遊んでもらえるアプリになっているのでしょう。


それは・・・


キャンディクラッシュでは、かなりステージが進んでからも新しいルールが出現するようになっているのです。

これがマンネリ化したゲーム内容に、少し新鮮な風を吹かせるよう工夫されています。


たくさんのステージを作る場合、ユーザの気持ちを考えて、できるだけ長く楽しんでもらえるように、出し惜しみもありなのかもしれません。





如何だってでしょうか、上記のような仕組みを参考にして、ずっと遊びたくなるモチベーション維持の仕組みをもったアプリを目指すようにしましょう!


今日学んだこと


  • 難易度は徐々にあげ、高難易度も用意しよう!
  • アイテムというスパイスで遊び方に幅もたせよう!
  • ソーシャル機能で友達と競えるようにすると、離脱率が下がりやすい!
  • ログインボーナスも長く楽しむのに有効!
  • マンネリ化を防ぐためには、イベントが有効!機能の出し惜しみもあり!


といったところでしょうか。

ではまた。

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