「レビュ学」とは・・・人気アプリのレビューをして、開発者目線で人気の秘密を学んでいこうという筆者が勝手に考えた企画
今日の題材
さて、今回は「58works」さんの「DOOORS」シリーズを題材にして学んでいきましょう。
脱出ゲームの中でも安定した人気を持つ「DOOORS」。
なんと全世界累計3,000万ダウンロード!
最近、何かと話題のアップトーキョーさんでも、『ブースト無しで上位にくる、名実共に脱出ゲーム界ナンバーワンブランド』ということで話題になってました。
脱出ゲームは様々出ていますが、一つ頭抜け出して人気です。
分解して考えれば、スマホ時代の脱出ゲームの極意が見えてきた気がします。
早速始めていきましょう!
ゲーム内容
まずはゲーム内容です。
「DOOORS」はシリーズ化されていくつものアプリが発表されていて、いずれも安定してダウンロード数を稼いでいる人気アプリです。
いわゆる脱出ゲームになっていて、1画面で構成されていて、謎を解いて目の前のドアを開けると、1ステージがクリアとなり、たくさんあるステージを次々にクリアしていく構成のカジュアルゲームです。
いわゆる脱出ゲームになっていて、1画面で構成されていて、謎を解いて目の前のドアを開けると、1ステージがクリアとなり、たくさんあるステージを次々にクリアしていく構成のカジュアルゲームです。
なんといっても1ステージの手軽さ
通常の脱出ゲームはある程度ストーリーがあって、いろいろな謎や罠がつながって構成されています。そして最後には脱出できたという達成感を得られるという感じになっています。
では、「DOOORS」どうでしょうか。
基本的に1画面で構成されていて、謎を解いて目の前のドアを開けると、1ステージがクリアとなるように設計されていて、1ステージが本当に短く設定されています。
命名するならば「ショート脱出ゲーム」ですね。
また、1画面で構成されている分、目的がはっきりしていて、分かりやすいですね。
実はここにスマホアプリ向けの脱出ゲームである極意があるのだと考えられます。
本当にできた隙間の時間に、サクッと遊べて、あきらめもつけやすい。あとでやっても問題ないからです。
ついつい時間が空くと、なんとなく起動してしまうアプリになっています。
例えば、次の駅に着くまでにサクッとやって、わからなければすぐに止められます。
ムキになってやるわけじゃない、できなくてもいい。
この手軽さがうけているのではないでしょうか。
かと思えば、実は前のステージで獲得したアイテムが、引きつつづき次のステージでも使って脱出していくような構成にもなっていて、これによって謎解きの幅を持たせています。
積み上げ要素も持っているといった感じでしょうか。
なんとなく単調に1ステージずつやっているのではなく、「あ、ここで前のステージのこのアイテムがつながるのか!」という風に少し嬉しくなってしまう構成になっています。
迷うこともないですし、1つ遊んでいれば楽しい体験から想像がつくので、ついついダウンロードしてしまうことになります。
なんとBGMがなく、効果音だけになっています。
ゲームというと、普通は内容にあった気分をのせるBGMと共に進めていくのがセオリーなのに、BGMがないのです。
隙間の時間といっても、ゲームする想定として外に居るときのちょっとした時間を狙っているのではないかと思わせられます。
外に居るときは多くの人がバイブレーションにしており、音なんて聞きません。
音などなくても楽しい体験をユーザに与えられる自信があるのではないかと思います。
最後の最後にクリアした人だけがレビューやシェアできるようになっています。
これも高い評価を得るための工夫なのかもしれません。
最後だけにしたはっきりとした理由は分かりませんが、ネタばれを避けたのかもしれません。
高評価が取れるよう、うまく利用しているなと思いました。
実はここにスマホアプリ向けの脱出ゲームである極意があるのだと考えられます。
本当にできた隙間の時間に、サクッと遊べて、あきらめもつけやすい。あとでやっても問題ないからです。
ついつい時間が空くと、なんとなく起動してしまうアプリになっています。
例えば、次の駅に着くまでにサクッとやって、わからなければすぐに止められます。
ムキになってやるわけじゃない、できなくてもいい。
この手軽さがうけているのではないでしょうか。
それでも全てのステージが独立しているわけではない!
「DOOORS」は先ほども書いたとおり、1画面構成で、サクッと遊べる「ショート脱出ゲーム」になっています。かと思えば、実は前のステージで獲得したアイテムが、引きつつづき次のステージでも使って脱出していくような構成にもなっていて、これによって謎解きの幅を持たせています。
積み上げ要素も持っているといった感じでしょうか。
なんとなく単調に1ステージずつやっているのではなく、「あ、ここで前のステージのこのアイテムがつながるのか!」という風に少し嬉しくなってしまう構成になっています。
心地よいゲームボリューム
「DOOORS」は、各シリーズ40~80ステージというちょっと少ないかなと感じるボリュームになっています。
ステージを追加するときに、よく使われる手法として、1つのアプリにどんどんステージを追加して、ユーザに長く楽しんでもらい、アプリを愛してもらうという方法もあります。
しかし、「DOOORS」はシリーズとすることで、1アプリをクリアするごとに達成感を演出しているのかもしれません。
ここは意見が分かれるところかも知れませんが、どちらが正解か一概には言えません。
カジュアルゲームである性質上、(また脱出ゲームという性質上と言ったほうが良いのかもしれません)、クリアすると捨てられる運命にあります。
サイクルが出来上がってますので、ユーザはクリアすると、次の脱出ゲームをやりたくなります。
新作アプリとしてダウンロードを促すことで、「58works」さんのもつ「DOOORS」以外の毛色の違う脱出ゲームやアプリをダウンロードしてもらいやすくする狙いもあるのかも知れません。
「DOOORS」は基本的な構成はほぼ同じなので、安心してダウンロードして楽しむことができます。ステージを追加するときに、よく使われる手法として、1つのアプリにどんどんステージを追加して、ユーザに長く楽しんでもらい、アプリを愛してもらうという方法もあります。
しかし、「DOOORS」はシリーズとすることで、1アプリをクリアするごとに達成感を演出しているのかもしれません。
ここは意見が分かれるところかも知れませんが、どちらが正解か一概には言えません。
カジュアルゲームである性質上、(また脱出ゲームという性質上と言ったほうが良いのかもしれません)、クリアすると捨てられる運命にあります。
サイクルが出来上がってますので、ユーザはクリアすると、次の脱出ゲームをやりたくなります。
新作アプリとしてダウンロードを促すことで、「58works」さんのもつ「DOOORS」以外の毛色の違う脱出ゲームやアプリをダウンロードしてもらいやすくする狙いもあるのかも知れません。
迷うこともないですし、1つ遊んでいれば楽しい体験から想像がつくので、ついついダウンロードしてしまうことになります。
なんとBGMがない!?
隙間の時間を狙っているのかなと考えさせられるもう一つの要素として、音があります。なんとBGMがなく、効果音だけになっています。
ゲームというと、普通は内容にあった気分をのせるBGMと共に進めていくのがセオリーなのに、BGMがないのです。
隙間の時間といっても、ゲームする想定として外に居るときのちょっとした時間を狙っているのではないかと思わせられます。
外に居るときは多くの人がバイブレーションにしており、音なんて聞きません。
音などなくても楽しい体験をユーザに与えられる自信があるのではないかと思います。
セオリーのレビューやシェア機能がない!?
「DOOOES」のアプリ内にはセオリーとも言うべきストアレビューへの遷移や、シェアするためのボタンがゲーム中は用意されていません。最後の最後にクリアした人だけがレビューやシェアできるようになっています。
これも高い評価を得るための工夫なのかもしれません。
最後だけにしたはっきりとした理由は分かりませんが、ネタばれを避けたのかもしれません。
高評価が取れるよう、うまく利用しているなと思いました。
はやり攻略サイトがある!
「DOOORS」も人気ゲームに漏れずと言いますか、攻略サイトがやっぱりあります。シリーズ化されているので、たくさんあります。
参考:脱出ゲーム DOOORS アプリ攻略(iPhoroid)
どうしても解けなくても、攻略サイトを見れば次にいけますので、ハードモードにしておいても最後まで楽しめます。
これもゲームを始める安心感につながるのではないかなと考えることもできます。
今日学んだこと
- スマホ時代の脱出ゲームは、隙間時間にできるよう「ショート脱出ゲーム」を狙うのもあり!
- 1アプリで適度なボリュームとして完結させて、達成感を演出するのもあり!次のダウンロードにつながる構成なっていればなお良し!
- 攻略サイトが難しいステージに直面したユーザの手助けをして、必ず最後まで楽しめるようになっている!
といった感じでしょうか。
ではまた。